post 2012年12月14日金曜日 17:25

自転車の経路と標高のグラフ その2

iTrailは素人に取って、
  • UIが直感的でない、
  • 標高/距離のグラフで「標高差 = 684.0m」と異常な値、
ナノで利用を断念した。

で、ややお値段が高い「Cyclemeter 8.1」を入手した。UIは素人好みである。兎に角、動かした;
図1

スピードはJogNoteと同じ感じだが、高度は大半が水面下となっている。マニュアルによると、「WiFiをonにしていると、高度のエラーが出やすい」と言った注意書きが在ったので、再度テストしても;

図2


やはり圧倒的に水面下である。

この図2のルートを念頭に、ルートラボというサイトの『ルートを描く』 というサービスを使わせて戴いた;
図3

すると、
  • 出発地点:標高13m,
  • 最低地点:標高9m
  • 最高地点:標高25m
  • 帰着地点:標高14m、

となっていいて、自分の体感にも合っている。すると一体全体、問題個所はどこか?
  1. iPhone 4S のハードウェア
  2. そもそもGPSの標高データには数十m程の誤差?
  3. 電波状態
  4. 自転車だと標高データは安定的に出ない? 歩いてどうか見る? 
  5. iPhoneをゴム紐のついたUSB端子で首から下げている。従って、ブラブラしているのが悪い?
シンプルなソフト で「経度、緯度、標高」を出すもので、問題切り分けをするとか……。ちなみには、図3の標高のグラクで場所毎に標高(m)を出した結果;
-->
出発地点 13
久が原図書館 10
千鳥町・北側踏切 9
久が原駅・踏切 16
御嶽山・北側踏切 21
雪が谷大塚・駅前 25
松尾医院 18
帰着地点 14

当面、この値を念頭に、調査をしてみようと思います。

先日の衆議院選挙(2012-12-16)に小学校に選挙に行った時に、初めてウォーキング・モードでとった。当日は快晴で、手で水平に持ちながら測定したので奇麗なデータが取れると期待した;
0.4km近くのペースが40min/km近くでは、校庭に長い行列が出来てゆっくり進んでいる所ですが、高度は-2〜22m位を行ったり来たりでした。空の視界は広く、雲一つない状態でしたし、iPhoneの画面は天頂を向けていました。

選挙後、なるべく高度を保持したコースを取ったのですが、1.3km位から最低高度-35mほどがでてしまいました。

今日(2012-12-20)、久しぶりに多摩川右岸をな中原街道から第二京浜まで走ってみました。軽めのジャケットの下にiPhoneを入れたままにして取りました;


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  1. 開始 2012-12-14  (金) 17:25
  2. 追加 2012-12-20  (木) 18:29 衆院選挙での測定


post 2012年12月12日水曜日 12:54

自転車の経路と標高のグラフ

最近、自転車を漕いで運動している。多摩川の近くなので、距離を稼ぐ時には多摩川の土手沿いに走る事が多い。其の記録はJogNoteを使っている。

でも、風が強い時の「土手沿いに走行」は危険な感じを受ける事がおおい。そこで、普通の場所で走りやすい所を探すようになって来た。地図を調べると、近くには「久が原台地」「荏原台地」という起伏の多い場所である事を知りました。

車でも 「荏原台地」はきついです。まして自転車では「自転車を降りて歩く」という情けない経験をしました。そこで『地べたで再発見! 「東京」の凸凹地図』という図書を購入して、マイルドな経路の選択;
  • 坂の勾配が緩い
  • 標高をキープする
 を考えるようになった。でJogNoteで経路に伴う標高グラフを出せるようにと検索したのですが、以前は出来たのが出来なくなってしまった様です。

取り敢えず、「iTrail」というのを試しましたが、今一、馴染めません。当分、試行錯誤が続きます。

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  1. 開始 2012-12-12  (水) 13:21
post 2012年10月7日日曜日 13:33

HbA1cの長期挙動

先日、内科に行ったところ、最近の「HbA1c」だけでなく「腎臓:アルブミン/Cre補正」も善い変化を示していると、お褒めのお言葉を頂戴した。

そこで、私がインシュリンを自己注射はじめてからの長期(5年弱)の「HbA1c」の経時変化と、投薬の変遷、患者の視点を纏めたグラフを作成したので図1に示します;

図1 HbA1cの経時変化


 色々と投薬とか食事意識などが変遷して来たが、「Byetta」は自分にとって
 相性の良い製剤であると実感する。また「バーンスタインの式」を用いた食事前の「糖質による血糖値の変動予測」をする事により、安心して食事を出来たのが凄いと思う。

これに加えて、食欲の抑制がもう少し出来るようになれば、経口薬(Amaryl, Nelbis)を止める可能性がでてくる。其の場合、「Victoza」の復帰により注射回数が低減できる可能性があるかもしれない。

今更ながら、こうして見ると、「Victoza」をほぼ6ヶ月、だまって使用を見守っていただけた牧田医師の胆力に感謝します。普通の内科医の方だったら、このような展開は絶対に許可してくれなかったとおもいます。さすがの私も、HbA1cが11%を超えた所で、「Victoza」中止を願い出て、インスリンに戻るしかないかと思いました。でも、即座に「Byetta」の手案を戴けました。結局、現在の体調が善いのは;
  •  Byetta
  •  Dr. Bernstein's Diabetes Solition
  • 牧田 善三 医師
の連携プレイの結果なのでしょうね。あと、牧田医師からご指摘を受けたのですが、この数ヶ月の間の著しい改善には、家族が「砂糖フリー:ラカンカ等」を全面的に導入してくれていることも大きい。家族への感謝を忘れずにと仰られたのが印象的でした。


話が変わって、牧田医師がHbA1cと並行して重用しする指標に「尿中アルブミン/クレアチニン比」があります。これについてはご著書「肉もお酒も楽しんで糖尿病が良くなる」でしったのですが、実際に計測を頻繁にしていただいて、その意味が判るようになりました。下記のサイトに判りやすい説明が在ったので引用します。;
  • 尿中アルブミン 
    • 尿中アルブミン/クレアチニン比 = [尿中アルブミン濃度] /  [尿中クレアチニン濃度]
なお、「尿中アルブミン/クレアチニン比」の表記は色々在って;
  1.  アルブミン指数
  2.  アルブミン/クレアチニン比
  3.  UACR : "urinary albumin-to-creatinine ratio"


この「尿中アルブミン/クレアチニン比」の経時変化を、「 HbA1c 」と同時にプロットしたのが図2です。

図2 『「尿中アルブミン/クレアチニン比: UACR」の対数』と「HbA1c」の時変化の同時プロット


少なくとも「2008-12-22」の段階ではUACR=111.2mg/g・creatinineだったものが、「2011-02-25」には3519.5mg/g・creatinineと、2年2ヶ月で3400mg/g・creatinineも急増した訳だ。ひょっとして、高インスリン血症の結果の一つとして、足のむくみ、炎症が起こったり、血糖値が良いのに健康感覚が無いといった状態になったのだろうと思う。でも、当時は血糖コントロールと腎臓パラメータの関係を理解できてなかった。

ところが、こうしてHbA1cとアルブミンを同時にプロットして見ると、素人目にも幾つかの推測が出来るようになってくるから不思議だ;
  1. インスリンをVictozaに替えただけで、 「UACR」は「約1000mg/g・creatinine」低下している。これは自己分泌のインスリン(効果低)とインスリン注射(効果高)との合計により、高インスリン血症が解除された為ではなかろうか。
    • 正確には腎臓の経口薬も数種類出ていたのだが、体感的には変化を感じられなかった。
    •  経口薬で効果を実感したのは、後で述べるAldactoneだけであった。
  2. ただ、 Victoza単独では、血糖値の制御が出来ずに、血糖の上昇による影響で「アルブミン/Cre補正」は徐々に悪化した。4ヶ月で「854 → 1290」、すなわち「約400mg/g・creatinine」も上昇した。
    • もし、経口薬(Amaryl, Nelbis)の併用が許されれば、状況は変わっただろうに。
  3. ところが、Byetta(10μg, 朝夕)に切り替え、経口薬(Amaryl 3mg 朝夕1tab, 。Nelbis 250mg 朝1tab, 昼2tab, 夕3tab)を併用すると、70日で「1290 → 673」、すなわち「約600mg/g・creatinine」も減少した。
    • 当時はHbA1cの減少率に気が取られ、
    • 「アルブミン/Cre補正」の減少率にあまり感激しなかった。
  4. さらに、2012-03-15より、降圧利尿剤である「Aldactone-A 50mg 朝夕1tab」を処方された。図にあるように面白いように低下して最新値、196mg/g・creatinineとなった。
    • この処方が出て1ヶ月目に、322mg/g・creatinineとなった時に、いつも沈着冷静な牧田医師が;
      • これでステージ4の段階からステージ3への復帰が可能になりそうだ。
      • 逆にいえば、『あなたの腎臓は「糖尿病性腎症」が原因でなく、他の要因、たとえば、造影剤などが原因だったのかも知れない』と興奮して仰って戴けました。
    • 最新の値、196mg/g・creatinineというのは、糖尿病性腎症のステージは余裕をもってステージ3( 19mg/g・creatinine以上、301mg/g・creatinine未満) に復帰したことを意味します。 
こうしてみると、自分の場合、不幸な状況の後に、その解決策に出会えるという幸運があったようだ;
  1. 糖尿病を 2001年に発症。糖尿病は解明済みの病気と思いこみ、近所の薮「糖尿病専門医」で訳の分からん治療を受け続けていた。
  2. 2007年の11月の暮れに、「左膝蓋骨・骨折」をして、内科でインスリン治療を開始し、
  3. 採血が異常に下手な病院から、採血の上手な病院に転院したものの、「薮・糖尿病専門医」に掛かっていて、極度のインスリン療法のために;
    1. 下腿部のむくみ
    2. 不健康感に苛まれて、
    3. 「高インスリン血症」の疑いをもった。
    4. そのころ、Victozaの販売開始の報告があり、その医師は自分の能力では処方できないと断言。
  4. で、インクレチンを処方できる内科を探索を開始し、
    • 「肉もお酒も楽しんで糖尿病が良くなる」の牧田医師を知る事になった。
    • そこで「Byetta」「Aldactone」に出会えた。 
    • 糖尿病だけでなく、糖尿病性腎症にもきめ細かな投薬を工夫いただいた。
      • それまでの「薮・糖尿病専門医」では血清アルブミン計測と一種類の投薬だけで、対策を聴いても「食塩を控えろ」だけでしたから...。
  5. 突如、肺炎になって、
    • Byettaが急激に作用しなくなった為に、
    • インスリン(ラピッド300, ランタス・ソロスター)に戻した。
    • これを10日程行ったので、「200-9-12の頃の血糖値の多点計測手法」 を思い出し、食後2hr, 1hr, 30minなどの計測をするようになった。
      • 食後2hrについては、簡単に血糖値が150mg/dl以下に収まるものの、
      • 食後1hrについては、血糖値が200mg/dlを超える事も多々あった。
      • まして、 食後30minでは悲惨なものであった。
      • あるとき、血糖値が暴発したときに、ふと30minほど自転車を漕いだ。なんと40mg/dLも減少した。条件が複雑だが、ある程度の暴発なら軽い運動でキャンセルできるのは心強い!
    • 以前、酒によって血糖値が低下するのを知って調べた「Dr. Burnstein's Diabets Solution」を見直した。この本はタイプ1の患者がメインと誤解していたが、タイプ2とタイプ1とは程度の差しかないことに気づき、自分の場合も「糖質制限」を定量的にする事の重要性を理解できた。
      • そこで、バーンスタインの式をまとめ、
        • 食事の前に、食材の含有糖質量をだし、バーンスタインの式で血糖値の変動量を予測するようにした。
        • これが思いのほか有効で、言うなれば「血糖値のフォーワード・制御」を手に入れる事ができた。。
        • この影の立役者は「iPhone」である;
          • 「食品標準成分」と言うアプリで主な食材の糖質量をブックマークしておく。もし新たな食材でも、検索してすぐわかる。
          • バーンスタインの式は、このサイトにも乗せてあるし、Numbersにも入れてある。
          • 従って、本やパソコンなしで、食卓上で 「血糖値のフォーワード・制御」ができるのだ。
      • これらの結果、少なくとも自分の場合、インクレチンを投与するようになってから、「c-ペプチドは3~5ng/mL」と出ているので、当然、食後の血糖値急上昇にインスチンの追加分泌が対応しているものと思っていたのが、間違いである事を実験的に理解できた。
      • 私の場合、タイプ2とはいえ、実際の運行上はタイプ1として考える方が良さそうである。すなわち主な糖質源である「めし、パン、ブドウ」などは意識して制限するということだ。当然、武器は 「血糖値のフォーワード・制御」である。
        • その結果、「肺炎」 の後で、HbA1c(JDS)=6.6%と改善した。
        • 「食欲の暴発」が喫緊の課題だ、何時まで経っても成長がないなぁ。
という遠回りをしたものの、「納得できる状態」にあるのは僥倖なのかもしれない。




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  1. 開始 2012-10-07  (日) 13:32 
  2. 追加 2012-10-07  (日) 20:34  「アルブミン/Cre補正」
  3. 追加 2012-10-08  (月) 13:26  「アルブミン/Cre補正」の解釈
  4. 修正 2012-10-09  (火) 10:11 :
  5. 修正 2012-10-11  (木) 11:36  「アルブミン/Cre補正」→ 「尿中アルブミン/クレアチニン比:UACR」


post 2012年9月8日土曜日 13:47

図書紹介:「タンパク質・アミノ酸の必要量」

興味深い題材の本であるが、現在の私にはまだ理解が出来ない。ただし、この問題は世界規模の食料分配の問題にも絡むのは朧げながらに理解できた。

飽食の結果としての糖尿病患者としては耳の痛い話ではあるが、正しい糖尿病対策を進める上でも、この手の研究が明確になる事が大切と思う。

ただ、日本語が「極端に専門的」なのはどうにかならないものだろうか。

  • 図書紹介:「タンパク質・アミノ酸の必要量」WHO/FAO/UNU合同専門協議会報告
    • 日本アミノ酸学会翻訳小委員会・訳
    • 医歯薬出版、2009-05
    • ISBN: 978-4-263-70568-1
      • 蔵書:大田区立蒲田駅前図書館

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  1. 開始 2012-09-08  (土) 13:47
post 2012年9月2日日曜日 13:00

図書紹介:「新版 現代物性化学の基礎」

最近、分子生物学的な栄養学に興味をもっている。従って、不得意な有機化学を眺める事が多くなって来た。有機化学では「マクマリー 有機化学、(上),(下)」が判りやすいが、それでも配位混合(sp3, sp2, sp)などの説明は、とても納得できなかった。

そこで、「有機結合」とか「化学結合」とかでアマゾン検索していて、この本を知った。で区の図書館で検索すると幸いに見つかったので勉強してみた。

この本は説明が簡明で、過不足がないので、安心して読み進める事ができる。まえがきに;
  • 大学2〜3年生の理系学生を対象としており、
  • 本書の執筆陣は、物理化学、有機化学、無機化学、物性化学を専門とする
とあるのを実感した。

お陰で、 配位混合の考え方、非共有電子対のイメージが良く理解できた。ついでに、分子軌道法も勉強してみたくなった。

  •  「新版 現代物性化学の基礎」
    • 小川 圭一郎・共編者、 小島 憲道・共編者
    • 講談社サイエンティフィック, 2010-11
    • ISBN: 978-4-06-154369-0
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  1.  開始 2012-09-02  (日) 13:00
                                                        1. 開始 
post 2012年8月30日木曜日 13:09

タンパク質の血糖値への影響

以前の記事に書いたバーンスンさんの労作『図書紹介: 「Dr. Bernstein's Diabetes Solution, 2007-ed....』
には糖質(炭水化物の消化できる部分)の論議だけでなく、タンンパク質や脂質の論議もある。

最近、タンパク質の勉強が進んで来たので、上記の図書の「p124 PROTEIN」 を眺め直しなかてみた。そのなかでも興味深いところを示します;
    Protein and carbohydrate are our dietary sources of blood sugar. Protein foods from animal sources are only about 20 percent protein by weight (about 6 grams per ounce[28.3 grams]), the rest being fat, water, and/or undigestible "gristle". The liver (and to a lesser degree, the kidneys and intestines), instructed by the hormone glucagon,†† can very slowly transform as much as 36 percent of these 6 grams per ounce into glucose ††† --- if blood sugar descends too low, if serum insulin levels are inadequate, or if the body's other amino acid needs have been met. Neither carbohydrate nor fat can be transformed into protein.
これに拙い訳を付けてみますと;
タンパク質と炭水化物は、食べものの中で「血糖値の二大泉源」です。動物性食材に含まれるタンパク質は重量の20%(100gの動物性食材中に20gのタンパク質)に過ぎません。残りは脂肪、水、消化しにくい 筋(すじ)などです。主に肝臓(微小ながら腎臓や腸)は、ホルモンのグルカゴンの指令のもとで、非常に遅い速度ながらも摂取したタンパク質の36%をグルコースに転換することが出来ます。ーーー ただし、血糖値が減少しすぎたり、血漿中のインスリンの値が不十分だったり、体のほかの部位のアミノ酸必要が充足されていれの条件の元にです。他方、炭水化物と脂肪はタンパク質に転化できません。

実は、この;
  • 動物性食材に含まれるタンパク質は重量の20%(100gの動物性食材中に20gのタンパク質)に過ぎません。
については、以前の記事『動物系食材のタンパク質含有率を比較する
に書いたように、 動物系食材に成り立つようです。すると、以前の記事『ブドウ糖を飲むと血糖値はどれほど上がるか?』と類似の計算手続きをつくると便利なようです。

特にタイプ2の糖尿病で、低糖質ダイエットをしている自分では、食後数時間後の血糖値上昇の目安に使えるかと考えました。

そこで動物性食材100gを食べた時に、グルコースに転換される量、δBSをだして見ます;
  • タンパク質の量は、20%で、20g.
  • この36%がグルコースに転換、20g-protein*0.36 = 7.2g-glucose
  • このグルコースは、前の記事【記事『「バーンスタインの式」の表とグラフ』】により、血糖値の変化を生じる。
    • 自分の場合であれば、体重75kgなので、1g-glucoseは血糖値を2.5mg/dL上昇させるので、
    •  δBS = 7.2g-glucose * 2.5mg/dL = 18mg/dL
従って、 低糖質ダイエットで糖質を押さえているから安心して、食肉を200gほど馬鹿食いをすれば、数時間後に36mg/dlの上昇につながります。特に夜食で食肉を多めにとれば、睡眠中にタンパク質からの転換グルコースで血糖値が上昇し、所謂筋肉運動によるGLUT4の活性化が出来ないので、「朝の空腹時血糖値が上がってしまう」ということのようです。

ただ、残念なことに自分の実力では、タンパク質の代謝の観点から、糖原生の流れから、上記の式の転換を理解できていない。分子栄養学の解釈論が進化してもらいたいものだ。


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  1. 開始 2012-08-30  (木) 13:09




post 2012年8月15日水曜日 22:23

Glookoのケーブルを入手したのだが....

「Amazon US」で購入して、個人輸入業者を経由して「Glooko MeterSync Cable:  GMCI100」を入手した。 で、自分の血糖値モニター(FreeStyle Freedom Lite)からiPhone4Sにデータを吸い上げる事はできたが、なんとグラフにならないのだ。

どうやら「Glooko Logbook Chart」というExcellのマクロを「Amazon UK」からのみ発売しているようだ。試しにアクセスしたが、日本からの検索ではヒットしない。

かろうじて、CVSのデータをemailできたので、これを元に表計算ソフトを作らないといけないのかなぁ。憂鬱だ。

しかし、iPhoneに吸い上げた後のデータを処理するのはiPhoneユーザの自由であり、FDAなどの指導・監督を受ける筋合いの話とは違うように思えますが....不思議な話だ。

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  1.  開始 2012-08-15  (水) 22:23


post 2012年8月12日日曜日 21:16

鳥肉、豚肉、牛肉、魚肉など動物性食材の適量?

以前にご紹介した本、図書紹介:「からだの働きからみる代謝の栄養学」
 の「第9章 タンパク質の消化吸収と代謝」の「9.2 タンパク質の合成に必要なアミノ酸は食物のタンパク質分解して供給される」で興味深い記述があったので下記に引用します;
  • タンパク質はヒトの体重の15%を占めている。(省略)
  • タンパク質は細胞内で一定の役割を果たした後は、存在するとかえって生体の恒常性維持の妨害になることがある。また、細胞内の構造体や細胞自体も、時間とともに構造が損傷するものもある。これらのタンパク質や
  • その複合体である構造体は、特定の系によって認識され、解体や分解される。
  • ヒトの体では、1日に総タンパクの2%前後のものが(アミノ酸に)分解されている。体重65kgの人では、1日当たり約200gのタンパク質が分解されていることになる。この分解により生じたアミノ酸の約2/3は、タンパク質合成に再利用される。残りの量(1/3)は、{アミノ酸のアミノ基を引き抜かれた炭素骨格部分を経由して}糖原生やケト原生物質として、他の物質に転換されたり燃焼して完全に分解される。この分解される量(体重の0.1%)は、毎日栄養として補わなければならないことになる。ヒトは通常、他の生物体を食べて、そのなかのタンパク質を消化管で分解してアミノ酸を補給する。
数字の部分を体重に体する割合で統一すると、判 りやすそうだ;
  • 総タンパク質 =  体重の15%
  • 1日にアミノ酸に分解されるタンパク質の量 = 1日に総タンパク質の2% = 1日に体重の15%の2% = 1日に体重の0.3%
  •  1日に他の物質に転換したり、燃焼するアミノ酸の量 = 上記の1/3 = 1日に体重の0.1% ← これを「毎日栄養として補う」
  •  1日にタンパク質に再生されるアミノ酸の量 = 上記の2倍 = 1日に体重の0.2%
具体的に体重74kgの場合では、
  • 1日に転換や燃焼するアミノ酸は体重の0.1%=1/1000だから、1日に74kg/1000=74gを補給する必要がある。
  • 1日に3食平均にタンパク質を補給するには、1食に74g/3=25g分のタンパク質を補給しないといけない。
  • 鳥肉、豚肉、牛肉、魚肉など動物性食材のタンパク質の分率は20%=1/5だから、 簡易的にいえば、
    • 1食ごとに、動物性食材を25g*5=125gていど食べると過不足がない。
    • 食材により、必須アミノ酸の種類に偏りがあろうから、各種の動物性食材を1食ごとに替えるとよいかも知れない。
    • これ以上のタンパク質の摂取は、 他の物質に転換し、血糖値の上昇や脂肪の増加を引き起こすわけだ。
簡単に言えば、『1食ごとに、
  • 「自分の体重(kg)を5/3(約1.7)倍したグラム数の動物性食材」
    • もっと簡単には;「自分の体重(kg)の1〜2倍のグラム数の動物食材」
を食べる』と覚えておけばよい。ただ糖質と血糖値のようにタイトな関係でないし、消化速度も遅いので、あまり厳密にコントロールする必要はないと思うが...。


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  1. 開始 2012-08-12  (日) 21:16
post 2012-08-12T13:26:00+09:00

動物系食材のタンパク質含有率を比較する

文科省のサイト、食品成分データベース、で出してみた;



自分は脂身の多い食材は苦手なせいか、食材のタンパク質の分率は食材に依らずに20%±5%ほどに入っているようだ。


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  1. 開始 2012-08-12  (日) 13:26
post 2012年8月10日金曜日 14:01

ブドウ糖を飲むと血糖値はどれほど上がるか?

この答えは、糖尿病患者では重要な課題で、米国の糖尿病患者にして糖尿病医師になったバーンスンさんの労作『図書紹介: 「Dr. Bernstein's Diabetes Solution, 2007-ed....』
に経験則が述べられている。それを表とグラフにした記事『「バーンスタインの式」の表とグラフ』 に書いた。

上記の式を拝見したときに、どうしてタイプ1と2が「5mg/dL : 3mg/dL」という差なのが気になった。実は、もっと大きな差が出るのではないかと思っていたからです。

そこで、ブドウ糖(100%グルコース)1gを水とともに飲むとどうなるのかを知りたいとおもった。血糖値は血液中に溶けたグルコース濃度です。グルコースの溶媒は液体成分の血漿です。そこで血漿の量を出せれば、グルコース濃度の上限がわかると考えた。

すでに『図書紹介:「からだの働きからみる代謝の栄養学」』 でご紹介の本の、「p24, 第3章 水は最も重要な体の構成成分である」に依ると;
  • 体重中での水の比率は;男子で59%, 女子で55%
  • 水の中の細胞外液の比率=1/3
  •  細胞外液の中の血漿成分の比率は=1/5
従って、水成分の1/15が血漿にあることに成ります。すなわち、
  • 体重中の血漿の比率は; 男子で3.9%, 女子で3.7%
のようです。

また血漿の比重は「北里大学資料 Q83:血液の構成と性状」 によると、
  • 血漿の比重は1.027(1.025~1.029)
だそうです。

従って、体重64kgの男子の場合、血漿の体積は;
  • 64kg * 59% * (1/15) / (1.027g/mL) =  2.4L
となります。ここにグルコース1gが単純に溶解すると、ゼロ近似の血糖値変化量=δBSzero;
  •  δBSzero =1gグルコース/2.4L血漿 = (1000mg)/(2.4*10dL) = 42mg/dL
この値は、先に述べたバーンスタインの式の一桁も大きな値です。という事は、仮に膵臓のβ細胞からのインスリン分泌がなくても、溶解したグルコースの「9/10」程度は、インスリンの補助無く処理されている可能性があります。

恐らく肝臓のグルコース受容体が「GLUT2」なので、インスリンの濃度依存性がなくて動作するのではなかろうか。でも、その残りの数mg/dLの増加分を巡って、われわれ糖尿病患者は一喜一憂していることになる。
恐らく、インスリンの分泌で、第一相と言う部分(所謂、高速な追加分泌)の欠落部分の余波として、(1/10)部分に対応しきれていないのだろう。

だからこそ、一食ごとの摂取糖質を、10g程度に抑えるのが、血糖値のコントロールの基礎だと感じる。


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  1. 開始 2012-08-10  (金) 14:01



post 2012年8月9日木曜日 18:39

図書紹介:「からだの働きからみる代謝の栄養学」

この本を購入したのは2008年の2月と古い。丁度、前年の12月に左膝蓋骨を骨折・手術して退院した直後である。自分の場合、外科手術の前に、血糖値を下げる為に2週間内科で、インスリン注射を始めたのである。

が、ここで、自分の血糖値は早朝の空腹時に高くなるのである。入院中にインターネットで調べると、その理由は;
  • 糖新生というう反応経路があり、血糖値が下がってくると、
  • グルカゴンというインスリンの逆のホルモンにより起動されて、
  • 結果として、何も食べていないのに、血糖値があがるらしい、と判った。
  • でも、それを若い担当医に聞くと「そんな話は知らない」と...。
今では、笑い話ですが、「糖尿病専門医」という一団の人々の恐ろしい程の無知故の事とは、当時、思いもしませんでした。

そこで退院後に、通常の糖尿病の解説書を無視して、生化学系統の栄養学の本を探したところ;
  •   「からだの働きからみる代謝の栄養学」
    • 田川 邦夫・著
    • タカラバイオ、滋賀県大津市、
    • 第1版2刷、2007-01
    • ISBN: 978-4-9244862-17-3
を手に入れた。この本は、化学式をなるべく使わないで「栄養学」の現象を解釈するという感じです。とても面白い解説であります。でも、いくらなんでも化学式がなさ過ぎなのも、素人には安心して読めません。結局、「糖質の生理機能」、「糖質の消化吸収と代謝」、「脂質の生理機能」までで落ちこぼれました。

そのご、同じ著者の;
  •   「からだの生化学(第2版)」
    • 田川 邦夫・著
    • タカラバイオ、滋賀県大津市、
    • 第2版1刷、2004-02
    • ISBN: 4-924862-18-5
を購入したものの、有機化学/生化学の略語が良くわからなくて、やはり落語しました。

でも、最近、肺炎のリハビリテーション中に「からだの働きからみる代謝の栄養学」をみていると、この本は「糖質」だけを限定して考えても駄目で、「脂質」「タンパク質」を全体的に把握しないといけないのだと気づきました;
 そこで、「からだの働きからみる代謝の栄養学」を読みながら、副読本として;
を本格的に勉強している。また、もう一度「糖尿病の患者にして医師のバーンスタインさんの資料」;
を見返しながら、 自分の場合でのパラメータを整理しようとしています。


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  1. 開始 2012-08-09  (木) 18:39
post 2012年8月8日水曜日 18:47

図書紹介: 「Dr. Bernstein's Diabetes Solution, 2007-ed.」

この本は、以前通っていた糖尿病専門医の治療方針が理解できず、
  • しかもインスリンの投薬量と、自己肝臓由来のインシュリンとを合わせると「高インスリン血漿」ではないかと思うに至ったこと、
    • 素人の直感で血糖の原料である「グルコース」を徐々に減らしてみると、2年も高止まりしてたHbA1cが徐々に下がりだした。
  • そんな折、新年会で、
    • 日頃飲まないワインを大量に飲んだ翌日に血糖値が暴走しない事、
    • それが2年越しにも成立しているのにおどろいた。
    •  取り敢えず、グラス一杯の赤ワインを飲み始めた。
  • 一方、4年前に膝の骨折で手術したときに、睡眠後に血糖値が上昇するのを知って、
    • この現象は「糖新生」という反応でおこり、
    • グルコースの解糖系、クエン酸回路の逆行反応らしいことはしっていた。
    • でも、この現象がアルコール接種により抑制されるとは、思いいたらなかった。
ここら辺から本格的に書籍を気にするようになり、区の図書館で

  • 「バーンスタイン医師の糖尿病の解決」
    • リチャード・K・バーンスタイン著、太田 嘉義・訳
    •  金芳堂、京都、2009-11 第2版
    • ISBN: 978-4-7653-1399-5
 を見て大変に驚いた。そのp107に「アルコールについての付言」という項があ
り;
  •  エタノールが蒸留酒、ビール、およびワインの中身であるが、血糖値に直接の影響はない。なぜならば身体はそれをブドウ糖に変換しないからである。蒸留酒、および非常に辛口のワインの場合には血糖値に強い影響を及ぼすほどの炭水化物を一般に含んでいない。(以下略)
  • しかしながら、エタノールを食事のときに飲むと、一部の糖尿病患者の血糖値を低下させる可能性がある。これは肝臓を一部麻痺させ、糖新生を抑圧するので食事中のすべてのタンパク質をブドウ糖に変換できなくなるからである。平均的な成人にとって、蒸留酒1.5オンス(約45g)あるいはグラス一杯以上の量で有意な影響があるように思われる。食事と一緒にジン2杯を飲むとすると、肝臓がタンパク質をブドウ糖に変換する能力は損なわれるかもしれない。
とかいてある。上記の説明は、やや曖昧な感じを受けたので、 その原書;
  • "Dr. Bernstein's Diabetes Solition: the complete guide to achieving normal blood sugars"
    • Richard K. Bernstein, MD, FACE, FACN, FCCWS
    • Little, Brown and Company, NY, 2007.
    • ISBN: 978-0-316-16716-1
 を入手した。

そのご、インスリン投与の治療に納得が行かず、インクレチンの投与をして頂ける糖尿病・腎症の専門家(もちろんアルコールも可、低糖質ダイエットも可)に換わり、治療にあたっていたので、この本を忘れていた。

6月の暮れに「夏風邪から肺炎で苦しんだ後のリハビリテーション」でこの本を見返して、再度"Dr. Bernstein's Diabetes Solition"の本にも目がいった。糖新生だけでなく、
  • グルコース摂取量とその血糖値への影響
  • タンパク質摂取量とその血糖値への影響
  • インスリン注射量とその血糖値への影響
などと、具体的な解説があるのに今更ながら気がついた。 「グルコース摂取量とその血糖値への影響」については、このサイトの中に解説ページを作った;
ので、参照ください。

また、タンパク質の場合も、似たような計算ができるので、記事にしてみた;
【関連記事】
  1. HbA1cの長期挙動

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  1. 開始 2012-08-08  (水) 18:47 
  2. 追加 2012-08-31  (金) 08:57  タンパク質の血糖値への影響
  3. 追加 2012-10-08  (月) 13:33  関連記事 「HbA1cの長期挙動」
post 2012年8月6日月曜日 10:50

図書紹介:「Biochemical, Physiological, and Molecular Aspects of Human Nutrition」

最近、分子生物学的な、糖尿病とか、エネルギ代謝、低糖質ダイエットの機構を理解したいと考えている。

そこでアマゾンで「molecular nutrition」で検索をして、この本を知っ"た。中身拝見でみたところ、百科事典にも使えると思い、奮発して購入した。
  •  "Biochemical, Physiological, and Molecular Aspects of Human Nutrition, 3rd ed."
    •  [edited by] Martha H. Stipanuk, Marie A. Caudill.
    • Elsevier Inc.,  Mis.
    • ISBN: 978-1-4377-0959-9
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  1. 開始 2012-08-06  (月) 11:11
post 2012年8月5日日曜日 12:58

図書紹介:「わかる!身につく! 生物・生化学・分子生物学」

最近の分子生物学の視点で糖尿病の現象を見返したくなった。区の図書館で検索して見つけた。

  • 「わかる!身につく! 生物・生化学・分子生物学」、
    • 田村 隆明・著、
    • 南山堂、2011-08-08
    • ISBN978-4-525-13141-8 
      • 図書館から借りてみて、あまりに判りやすいので、アマゾンに発注したら、その日の内に到着した。驚いた。

この分野の多くの本では、略語が説明無しに用いられる事が多いのであるが、この本は比較的に基本用語には説明がある。例えば;
  • p65に、官能基名とその化学式の一覧
    • 生化学の素人には有難い。 
  • p90の「D 補酵素」に「補酵素A(コエンザイムA:CoA)」
    • 長い事、「Co」はコバルト原子(Co)のことかと思っていた位だ。 
  • p110のクエン酸(TCA,   クレブス)回路にも、関与する成分名だけでなく、その化学式を丁寧に表示してある。
    • 素人には、とても安心だ。
  • p113の糖新生経路の場合でも説明が判りやすい;
    • 細胞内の解糖系と、ミトコンドリア内のアミノ酸を原料とリンゴ酸が、ミトコンドリアから細胞に出戻って、初めて解糖系を逆流することで、新生経路が構築されるという。
    • これまで、クエン酸回路の運動を2次元の回転ループとしてしか理解してこれなかったが、むしろ3次元的な処理ループとして認識できたような気がする。
  • p161の図13-5では、クエン酸回路に流入してくるアミノ酸が、特定のクエン酸回路の成分と結合し、其の結果;
    • オキサロ酢酸を経て糖新生に行く「糖原生」
    •  アセチルCoA経由か、直接にアセトアセチルCoAを経てケトン体となる「ケト原生」

と言った具合だ。
当分、この本を中心に勉強してみたい。判らない用語はインターネットを引けば判りそうな感じだ。

 関連記事
  1. 肺炎になって得たもの その1 
    • 糖尿病患者としての視点


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  1. 開始 2012-08-05  (日) 12:57
post 2012年8月4日土曜日 22:35

JogNoteを始めました

iPhone4Sに入れて使いますが、想像以上に使い勝手がいいようです。

取り敢えず、今日の記録は;



の様です。
ーーーー この記録の履歴
  1. 開始 2012-08-04  (土) 22:35
post 2012-08-04T01:10:00+09:00

肺炎になって得たもの その1

変な話ですが、今回の肺炎を切っ掛けに面白い事に遭遇しました;
  • 「Byetta 10μg」は、肺炎になると同時に、血糖値を下げる事ができなくなるらしい。
    • これは、肺炎というよりは「感染症が進むと、白血球を中心とした免疫系」が発動して、白血球の増産、抗体活性を増進を計る為の体温上昇などが展開するらしいが、
    • Byettaのように南米の大トカゲ由来のインクレチンの至適温度範囲が狭く、上記の体温上昇によって、Byettaは作動しなくなるのでは無かろうか?
  • 他方、ノボラピッド Rapid300」はヒト由来のインシュリンの為に、
    • 上記の体温上昇範囲ならば、その機能が至適範囲に入っているのではなかろうか?
    • 久しぶりに、細かく血糖値を測定しながらRapidの注入単位を調節した。そのお陰で、昔の雰囲気をだいぶ思い出した。
  •  また、肺炎が治るまでの三週間ほどは、体力が低下してパソコンの前に座る事もできなくなった;
    • どうやら腰に力が入らないので、背骨を垂直に保持できなくて前傾し、そのために首が前に傾いでしまう。
    • そこで ベットで読書するしかなくなる。
  • そこで、折角だから糖尿病の本を見直すことにした;
    1. 「からだの働きからみる 代謝の栄養学」、田川 邦夫・著、タカラバイオ、ISBN078-4-024862-17-3
      • これまでは糖質の部分しかみていなかったが「脂質の生理機能」、「脂質の消化吸収と代謝」に目を通した;
        1. p77: 肝臓ではアセチルCoAはケトン体に転化し、抹消の燃料と成る。腎臓と心臓はかなり強力なβ酸化活性をもっているので、通常必要なエネルギーの大部分は脂肪酸の酸化でまかなわれる。
        2. p78: 図6-6 腎臓や心臓と肝臓における脂肪酸化の相違
        3. p79: 肝臓のケトン体生産能力は非常に大きい。低血糖時には、脂肪細胞のホルモン感受性リパーゼが活性し、大量のNEFA(アルブミン結合脂肪酸)が血中に放出される。一部は心臓、腎臓および運動中の筋肉に入るが、残りはすべて肝細胞に取り込まれる。 肝細胞では盛んにβ酸化が進行し、ケトン体が生産する。 
        4. p79: 図6-7 糖原生とケト原生 ー 肝臓における生体燃料の供給
        5. p80: 低血糖時の肝細胞ではアセチルCoAはTCAサイクルで酸化されない。
        6. p80: ケトン体の血中濃度が高くなるとケトアシドーシスになる。肝臓で合成されるケトン体は、水溶性の生理的に最も燃えやすい燃料であり、体内輸送に特別な装置を必要としない。しかも、その主原料であるNEFAのような細胞毒性はない。しかし、大量に生成し、筋肉で燃焼できないときには問題(pHが酸性に傾く)が生じる。
        7. p80: ケトアシドーシスではアセトンが発生する。ケトアシドーシスでは血中のケトン体濃度が1mM以上になる。アセト酢酸は不安定な化合物で、時間が経つと自然に脱炭酸をしてアセトンになる。アセトンは生理的な燃料にはならず、揮発性のために肺から排出さ
        8. れる。
        9. p81: 重症糖尿病患者の血中および呼気にアセトンが存在することがケトン体という名称の由来である。このように、ケトン体は最初、病態原因物質として認知されてきたために、医学・医療の分野では悪者扱いされて来た。しかし、健常人では生理的燃料であることに留意しなければならない。
        10. p81: 飢餓状態が長時間続いても、ケトアシドーシスに陥る。ケトン体を主に消費するのは筋肉であるので、飢餓状態では常時安静にしているよりも、軽い運動をして筋肉でケトン体を燃
        11. 焼する方が危機を脱出できる。
        12. p82: 図6-8 CoAはNEFAの代謝に大きな役割を果たしている。肝細胞に大量のNEFA(アルブミン結合脂肪酸)が流入すると、β酸化で生成するアセチルCoAが加水分解されてCoAが再生し、NEFAがアシルCoAに転化してβ酸化が最大速度で進行する。その際、ケトン体のほかに遊離の酢酸が生成し、血中に放出される。
        13. 以下略。
      • ということで、ケトン体、ケト原生、糖原生などについて、最近の分子生物学の本を見たくなって来た。
    2. 「わかる!身につく! 生物・生化学・分子生物学」、田村 隆明・著、南山堂、ISBN978-4-525-13141-8
      • この本は、用語の初歩的な定義を明確にしてくれる。例えば、p90の「D 補酵素」に「補酵素A(コエンザイムA:CoA)」という説明がある。生化学に暗い素人には有難い。
      • でも他方で、反応式は意外と途中が端折られている。そんな感じの場合には、前後の単語からインターネット検索をかけると善いようだ。
      • で、まだこの本はよく見ていないが、ケトン体の項, p139に興味深い記述があった;
        1. p139 図11-12 アセチルCoAからのケトン体生成、およびその代謝
        2. p139 3. ケトン体の生成   肝臓では、脂肪酸代謝が活発化すると、クエン酸回路(TCAサイクル)の能力を超えてアセチルCoAができ、アセチルCoAからアセトアセチルCoAを経て、アセト酢酸が蓄積しやすい(図11-12)。アセト酢酸は二酸化炭素を放出してアセトン、還元されてD-3-ヒドロキシ酪酸になるが(アセト酢酸、アセトン、D-3-ヒドロキシ酪酸はケト基を持つので、ケトン体といわれる)、肝臓ではアセト酢酸を代謝してアセチルCoAに戻す酵素がないために、ケトン体は肝細胞を出てほかの臓器に運ばれ、そこでアセチルCoAに変換され、クエン酸回路で代謝される。筋肉や脳(脳にはβ酸化系がない)では、ケトン体は重要なエネルギー源になる。
          • これに対して、先にご紹介した『「からだの働きからみる 代謝の栄養学」田川 邦夫・著』では、
            • p2: ヒトの体を構成する細胞の多くは、グルコースと脂肪の両方を燃料とすることができるが、脳は特別で、グルコースしか燃やすことができない。
            • p2 図1-1 脳は脂肪を燃焼できない。
          • この記述は多くの栄養関係者の信じていることだと思う。特に、多くの糖尿病専門家と言われる人々が、バーンスタイン医師の方法を批判する場合の、根拠となっていると思われる。
          • 田川さんが新たな本で、詳しく解説し、修正される事を期待する。
        3. p160: 3. アミノ基が外れた炭素骨格の代謝:糖・脂質代謝経路での基質供給 
          • a. 糖原生とケト原生 図13-5 アミノ酸炭素骨格の代謝
          • b.  エネルギー物質としての利用
      • ここに至って、『「Dr. Bernstein's Diabetes Solution 2007ed.」,  Richard K. Bernstein, MD,  Little, Brown and Company, ISBN 978-0-316-16716-1』を丁寧に見返す段階にきた。

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  1. 図書紹介:「わかる!身につく! 生物・生化学・分子生物学」

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  1. 開始 2012-08-04  (土) 01:10
  2. 追加 2012-08-04  (土) 10:41  からだの働きからみる 代謝の栄養学、p2 : 脳での燃料。
post 2012年7月22日日曜日 19:17

夏風邪から肺炎で、一日入院

先月の今頃、風邪を引きました。かかりつけ内科で薬をいただき、2、3日寝てれば調子が回復するのがいつもの事でしたが...。

なんと;
  • 気管支から痰が出るし、)
  • 熱が酷く、38℃台で、
  • そのうえインクレチン製剤のバイエッタが効かなくり、血糖値モHI(500mg/dℓ以上)
  • 昼間に、ソーメンを戴いたら、嘔吐していまいました。大学生の新人コンパで酒を飲まされて以来の経験です。
  • でも、その後も「強度な飢餓感」があり、お粥などを少しずついただきました。
流石に、異常事態と考えて、かかりつけ内科に行くと、
  • 何が起こっているか判らないが、バイエッタは中止して、ノボラピッドとランタスに切り替える。
  • 大学病院を紹介するから、明日から入院の事。
となりました。ノボラピッドは、HIにならないように、20u, 30uと注入してもだめ。ようやく40uで440mg/dℓとなりました。ランタスは様子が判らないので、ノボラピッドだけで対応しました。

 不思議と、熱も咳も酷いのに、強度な飢餓感ありました。

翌朝一番に、大学病院に行くと、車椅子に座らせられて、
  • 血液採血
  • 尿採取(2本のうちの、1本しか出ない)
  • X線
  • CT(腹から首)
  • 心電図
  • 超音波エコー(心臓、右甲状腺)
などをとられて、担当医に面談して、
  • 食事をていないので、強い空腹感がある。
  • オデコを手で触ると、熱いのでなんとかしてほしい。
とお願いしましたが、「こんな状態で食欲があるのは良い事です、アッハッハ」といわれた後、夕方の4時頃までなにもでませんでした。

また、部屋に入ってからも点滴もなにもしないので、看護師に強く質問すると、指示が無いとのこと。処置をすることを強く主張すると、担当医がきて、点滴するが抗生剤を使うと仰ったので、 「糖尿病の専門医」の方に連絡をとってくださいとお申し上げました。

取り敢えず、通常の「整理食塩水」の点滴が3時ごろから始まり、食事も4時ころにでてきました。

で、夕方5時頃に担当医の説明があるものと思っていましたが、帰宅とのこと。でも7時頃に点滴するときに抗生剤を使うとの指示がでていると言ってきたので、『「糖尿病の専門医」の方に連絡』との論議を聞いていないので拒否をしました。
また、眠前に「ヒューマリンR 8unit」を打つとのこと。でも「血糖値」はスケール・オーバーなのにです。

そこで、そんなインスリンでは効果が無いに等しいので注射の拒否をしました。そのかわり、2時間毎に血糖値と体温の測定をしました。


翌朝、担当医がきましたが、昨日の各種測定について説明もなく、 血糖値がスケール・オーバーなのに、;
  •  ★院内統一
    •  スライディング・スケール 250ヒューマリン R皮下注
      • 朝・昼・夜
        • 251-300 2単位
        • 301-350 4単位
        • 351-       6単位
        •  
      • 眠前
        • 301-350 2単位
        • 351-400 4単位
        • 401-500 8単位
 というのを適応する根拠をお聞きしましたが、黙して語らず。


10年近く糖尿病患者ですが、この担当医は「糖尿病のシニア レジデント」は、専門医としての説明能力が著しく欠損していると感じました。家族と相談して、家で良く眠り、しっかりノボラピッドを打ち、栄養に配慮した弁当を食べる事にしました。

 かかりつけ内科の先生も細かくチェックくださり、先週ごろから段々とベッドから離れつことが出来るようになりました。今週は、散歩や自転車にも乗れるほど回復しました。


今回の経験で、思わない点に気づくことができました。整理しながら報告したいとおもいます。

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  1. 開始: 2012-07-22-19:16(JST)


post 2012年4月12日木曜日 19:55

OCT#544, 2012-04-12 (木)

春爛漫の感じがしたので、ちと早めにでた。昨日の風と雨の割に桜は残った;

  • プール:60min
    • 水温30.7℃ ○、室温34.0℃ ○
    • 昼1時頃には室温37.2℃まで上がったそうな。
    • ジャクージの匂いは問題なかった。やはり火曜日になにか起るのか?
  •  ロッカー室
    • Sさんとお会いした。時間がズレていたようだ。
  • フロント
    • ジャクージの匂いについて店長さんと論議。
    • 火曜日はむしろ水の入れ替えだそうだ。
    • 当面、注視してもらう事になった。
post 2012年4月10日火曜日 19:54

OCT#543, 2012-04-10 (火)

天気につられて出陣;
  • プール:60min
    • 水温31.0℃ ○、室温34.2℃ ▲低
      • 監視員の人にとって、体感は蒸し暑いとのこと。
      • 自分の体感では 、低く感じた。難しいものだ。
    • ジャクージは、火曜日の為に「微悪臭」がする。
      • 木曜日の様子を見てから、具体的な処置を考えてみるかな。
post 2012年4月5日木曜日 19:16

OCT#542, 2012-04-05 (木)

春らしい一日だった。つられて早めに出た;

  • プール:60min
    • 水温31.0℃ ○、室温32.0℃ ○
帰りは、久々に千鳥町から池上線沿いに登った。
post 2012年4月2日月曜日 13:57

OCT#541, 2012-04-01 (日)

出遅れたが;

  • プール:55min
    • 水温30.5℃ ▲,  室温32.0℃ ○
    • 体が鈍っている感じだ。
post 2012年3月27日火曜日 21:15

OCT#540, 2012-03-27 (火)

久しぶりに春の陽が暖かくて、早めに出た;
  • プール:60min
    • 水温31℃ ○、室温32.0℃ ○
      • 最近の調節は、スムーズになってきている。
    • 昼間の室温は、やはり34℃程に上がった模様。
    • 加熱系は2台があるが、その切り替えは手動らしい。
最近、このメモを2回ほど抜かしたもよう。
post 2012年3月21日水曜日 20:08

図書紹介:「21世紀の分子生物学」

大田区の図書館の新刊紹介で予約した。

書誌事項:
  • 「21世紀の分子生物学」
    • 日本分子生物学会・編集
    • 東京化学同人、2011-12
    • ISBN-13: 978-4-8079-0761-8

この本は標準的な分子生物学というよりは、臨床医学からみた教科書の感じがする。コンパクトながら最新の話題をも扱っているようだ。このような観点の図書は少ないので敬意を評したい。

自分の場合、糖尿病関連を拝見した;
  • 第3章 代謝調節と代謝病,  p41..58
    • 3.4 栄養素の代謝とアディポネクチン作用 , p54
      • 3.4.1 アディポネクチン シグナル, p55
      • 3.4.2 糖脂質代謝に及ぼすアディポネクチン, p55..56
 この「アディポネクチン(adiponectin)」は;
脂肪細胞から分泌されるホルモンで、糖取り込みの促進、糖新生の抑制や、脂肪酸燃焼の促進、脂肪酸合成の抑制、といった作用の外、抗炎症作用や抗動脈硬化作用も知られ、抗生活習慣ホルモンとも考えられている。
 とのことです。その効果のうち、「肝臓」の二種類の受容体の図が印象的です;


患者の感では、このホルモンとByettaとに何やら関係があるのではないかと思います。

ーーーー このポストの履歴
  1. 開始 2012-03-21 (水) 20:08

post 2012年3月15日木曜日 20:07

内科 a#09, 2012-03-15 (木)

今日は院長の牧田さんが診てくださいました。開口一番、血糖値のコントロールは巧く行っているようです。今日の測定値で;
  •  HbA1cは9.2%
  • BGC(血糖値)は、185mg/dL
来月には、8%台に成るでしょう。むしろ、問題は高血圧が好転していない事です。高血圧は腎臓のパラメータを悪化させるので、このままでは悪のスパイラルから抜け出せません。ついては;
  • Aldactone-A 50mg錠を、朝食後に1tab服用
と処方します、との事になった。腎臓の薬は判らないので、それに従うことになりました。もう少し早ければ...、との事でした。

これまでのグラフ、
図1
を元に、GA剤である;
  •  Nelbis 250mg*(朝0tab,昼1t,夜2t) →  (朝0t,昼2t,夜2t)
にお願いしたら、この薬は効果があるようだから処方しましょうとのことでした。患者の意見を無下に却下しないという内科医さんには頭がさがります。

 次回、2012-04-19(木)-11:30。

なお、帰りの電車で図1を眺めていると、シンプルにBGC(血糖値)だけを抜き出しして、5週間ごとのプロットと思いました;
図2 血糖値だけのプロット。横軸の大目盛りは5週=35日。
 こうして観ると、Byettaを始めた「2011-11-14」頃からゆっくりと指数関数的に血糖値が減少しているように思う。ある意味;
  • 「Byetta-Amaryl」連合で「自己インスリンの自然の動きを引き出し」、
  • Nelbis で、昼食・夜食後の「糖新生の過剰な反応を抑える」。
という、生態系としては自立的な動きによるホメオスタシスが回復しつつあることを表しているのではないか。すこし、データ解析の目で考えて行こうと感じた。

次回までに、血糖値;
  • 現状:150〜250mg/dLを
  • 目標:100〜150mg/dLに
 したいな。要点は「夜食の減量」だろう。生化学的には難しいかもしれぬが、簡単なモデルとしては、「血糖値 ∝ 摂取量」と思われる。当面、夕食の量を、血糖値の削減目標に合わせてみると;

  •  血糖値の現状平均値200mg/dL →目標平均値150mg/dL;Δ血糖値=50mg/dL
  • 夕食の削減率=150/200 〜 75%
    • 仮・夕食摂取量=500→400g としよう。

長期的には、Nelbis, Byetta, Amarylの順で、投薬量を減少させていきたいものだ。


【血糖値グラフに関連するページ】
    post 2012年3月9日金曜日 18:41

    OCT#537, 2012-03-09 (木)

    出遅れて行ったので、アクアビクスと被りそうだった;
    • プール:60min
      • 水温30.7℃、室温32.x ℃
      • ジャグジーでアクアビクスを見ているうちに、温度を忘れてしまった。
      • プールの流入水は、途中まで温水だったし、丁度いい感じであった。
      • が終わりの頃に、冷水の注入となった。アクアビクスの準備などがあるので、監視員さんと詳しく話ができなかった。
      • ただ、室温が高い割に、体感温度が低かったのは不思議だ。
        • 体感温度のパラメータや式を探さねば...、いつも忘れる。
    post 2012年3月7日水曜日 17:15

    OCT#536, 2012-03-06 (火)

    出遅れたがでた;
    • プール: 55min
      • 水温30.7℃、室温32.0℃
        • 流石に、プールの階段で運動していても、上半身が暖かく感じられた。
        • プールの温度は途中、少し上がったが、そこそこ制御されていた。
        • やはり的確な調節をすれば、そこそこの制御が可能な訳だ。
        • 昼間には外気温の上昇に伴い、室温が34℃ほどまであがったようだ。
          • 春到来に対して、室温の冷房が問題になるのだろうか?

    ロッカー室は蒸し暑い程であったし、帰りの自転車では手袋をしなかった。いよいよ春か。
    post 2012年3月6日火曜日 17:53

    OCT#535, 2012-03-04 (日)

     多少、春めいた様なので、サボらずに出陣;
    • プール: 52min
      • 水温31.3℃、室温31.5℃
        • 温度は理想的だ。
        • 外気温が下がった時が課題か?
    post 2012年2月28日火曜日 23:27

    OCT#534, 2012-02-28 (火)

    久々に天気回復;
    • プール: 65min
      • 水温32.3℃, 室温30.3℃
      • 途中から、注入口から温水が中程度の流量で入っているのを確認したので、監視員の方に聴いた所、最近バルブが不調らしいとの事で見に行ってくれた。
      • 調整から戻って来た頃には、注入口からの流入の流量は多少下がっただけだが、温度はプール水と同程度になった。
      • その後、数十分にわたり、変化はなかった。先週は逆に、注入口から冷水が中程度の流量で入っていたが、10分程でプール水と同程度の温度になって、流量も多少低下したものの止まらなかった。
      • これらを総合すると、このプールには;
        1. 「基本的なプール水の循環(濾過、殺菌)があり、其れに並行して、
        2. 一部の加熱ループ、
        3. 水道水からの新規注入
      • と成っているのではなかろうか?
      •  恐らく、温度調節には、2),3)の流量調節に依るのでは無かろうか。その温度調節のダイアルをアナログ的に設定しないで、オン・オフ的に運用している可能性が高そうだ。利用者が不愉快であるだけでなく、運用経費の無駄遣いの可能性がある。
    post 2012年2月23日木曜日 21:57

    OCT#533, 2012-02-23 (木)

    午後から雨が止んだので、少々早めに出た;

    • プール:65min
      • 水温31.2℃、室温32.0℃
        • 体感室温は低い。体感温度は、室温・湿度・風速の関数で表せないのだろうか?
        • #1,#0の注入水の流量は、入り口から順番にさがる。その温度はほぼプール温度。
    post 2012-02-23T21:51:00+09:00

    OCT#532, 2012-02-21 (火)

    書き忘れた。
    post 2012年2月21日火曜日 10:31

    OCT#531, 2012-02-18 (土)

    一週間ぶりに出陣。ウォーキング・アクア(15:00-16:00)と10minほどぶつかった;

    • プール: ジャグジーで10min程待機
      • 55min
      • 水温31.5℃、室温30.5℃
      • でも体感の室温は寒さを感じる。
        • 室温の問題ではなく、室内の風量に変化が起ったのでは?
      • 途中から、プールの注入水として「冷たい水が、結構な流量ではいった」
        • これを監視員の人と10min程論議するも、なにも確認しないで、
        • そんな事はないとの一点張り。
        • 今度、同じ事が起ったら、自分の体で確かめてもらう事にしたい。 
    運動ノートの打ち出しを忘れている。
    post 2012年2月11日土曜日 20:53

    OCT#530, 2012-02-11 (土)

    1週間ぶりに行って来た;
    • プール:60min
      • 水温30.9℃、室温31.8℃
        • 水温は30℃くらいに寒く感じた。
        • 室温は28℃位かと思った程だが、なぜだろう?風?
      • 16:40頃は多数人がいた。
      • 子供の練習台は、先週の申し入れにも関わらず、道路際の窓の下にあった。
        • 台をまとめているのは、マンションの住人から景観を害すとの申し入れのあためにしているそうだ。
        • それなら、台を低くして分散したほうが、マンションの住人も、プールの利用者も満足できるのではなかろうか? 有料の施設利用社よりも住人の景観を優先するというのは理解できないなぁ?
        • むしろ、長周期の地震のときには、台を分散していた方がプール利用者にたいして安全ではなかろうか?一度、区の監督部署に確認してみよう。
    • ジャグジ 
      • やはり微臭がする。
      • バブル流量が多いようだ。
      • 今後、要観察。
    post 2012年2月9日木曜日 20:07

    内科 a#08, 2012-02-09 (木)

    今日から若い医師の方が担当になった。これまでの経緯を確認して頂いた。当方も、血糖などの経時変化のグラフを提出し論議した;

    • 上の図は、以前の投稿「GLP-1アナログ製剤の導入前後の血糖値の挙動」につながる。
    • 今回、表計算ソフトウェア(LobreOffice, Calc)が不調の為に、画像コピーで出したものなので、一部変になっているが、プロットは正しい。

    その結果、現状の投薬を維持するが、Rasilez150mgをCoversyl4mgに変えるとの事。Rasilezは脳卒中を起こし易い危険性があるとのこと。投薬は下記のごとし;
    1. Byetta 10μg*(朝1shot,夜1s)
    2. Nelbis 250mg*(朝1tab,昼1t,夜1t) →  (朝0t,昼1t,夜2t)
      •  朝の血糖値が高めで、昼の血糖値がやや低めなので。
      • 米国では、9tabまでは許されているそうだ。なぜ日本では3tabの制限なのだろうか?
    3. Amaryl 3mg*(朝1t,夜1t)
    4. Rasilez150mg(朝1t) →Coversyl4mg(朝1t)
    5. Calblock 16mg(夜1t)
    なお、11:15の測定では、
    • HbA1cは10.1%, 
    • BGC(血糖値)は、192mg/dL
    ここら辺を安定するには、「夕食の量を半減する」のが効果的と思うが、 当面;
    • 「夕食の量を3/4に落とす」
    のをトライしてみるかな。
    post 2012年2月5日日曜日 12:41

    OCT#529, 2012-02-04 (土)

    ちょっと早めに出た;

    • プール 60min 室温が低めの感じがしたが、水温はまあまあ。
      •  水温31.5℃、室温31.5℃
        • 体感と大きな差が出た。
        • やはり外気温度との相関を見る必要が在りそうだ。
      • 店長さんが監視をしていたので
        • 工事の効果を聴いたら;
          • 「温風の回り方が変わった」という奇妙な回答だった。
          • 水温、室温、外気温の分析が必要そうだ。
        • 子供用の水中台の設置
          • 窓際の台は、すりガラスの前に置かないように依頼。
            • 理由:#0だと閉塞感が高い。
          • 奥に固めないで中央部分にも分散を依頼。
            • 「固めた方が威圧感が低い」とのこと。本当化?
            • ユーザから見れば、高さを低く、奥行きを深くしてくれる方が「威圧感の低減になる」と申し上げた。
        •  「プールの室温」だけでなく、「階段から風呂入り口」付近も寒いと申し上げたら、
          • この部分は、換気に際して流れが高いので暖房が効き難いとの事。
          • 所有者(三菱地所)に連絡してみるとのこと。
            • 大きな設備程、空調システムを新品にした方が、保守費用だけでなく、空調性能の改善が見込まれるのではなかろうか。
    post 2012年2月3日金曜日 13:44

    OCT#528, 2012-02-02 (木)

    寒くなりそうなので早めに出た;
    • プール 60min
      • 水温32℃、室温28℃
        • 工事の効果は上がっていないようだ。
        • 外気温が低すぎるのかもしれないが...。
    • ジャクージ
      • やはり、泡に匂いが付いている様な気がする。
    • 階段〜風呂の入り口
      • やはり寒いなぁ。
    これだけ環境が劣悪だといやになる。外の現状を見に行ってみるか。
    post 2012年1月31日火曜日 20:16

    OCT#527, 2012-01-31 (火)

    早めに出た;
    • プール 60min
      • 水温31.3 、室温27.8℃
      • 室温がこれまでの最低記録。
      • 明日の工事で改善できるか?
    • ジャグジー
      • やはり、泡が盛り上がっている部分で、異臭はなさそうだ。
    post 2012年1月25日水曜日 9:37

    OCT#524, 2012-01-24 (火)

    朝は雪が残って寒かったが、午後になって暖かくなって来たので、いつもより1hr程早めに出た;

    • プール 50min
      • 水温31.5 → 31.1℃、室温28.2℃
      • 室温が低めなので、水温が高めなのは有り難い。
    • ジャグジー
      • やはり、泡が盛り上がっている部分で、軽い異臭が感じられる。
        • 空気の注入系の配管などに問題があるのでは?
        • 一度、区の衛生管理の部門に聴いて見よう。

    post 2012年1月17日火曜日 20:45

    OCT#523, 2012-01-17 (火)

    出遅れた;
    • ジャグジー: 10min
      • 中央部で、やや不快な匂いを感じた。
      • 報告・検討を依頼した。
    • プール: 60min 
      • 水温31.4℃、室温29.5℃
        • プールに入ったときは、30℃位に感じたが、そこまで低くなかったらしい。
        • 注入口から温水はでていなかった。
     風呂の後に、Sさんと、「早稲田のソフト・ボール部からプロ野球に決まった選手」について雑談。マイナーなスポーツ選手が頑張っているのは頼もしいなぁ。
    post 2012年1月16日月曜日 21:59

    OCT#522, 2012-01-15 (日)

    出遅れた;
    • ジャグジー: 20min
    • プール: 60min 
      • 水温31.0℃、室温29.0℃
        • プールに入ったときは、30℃位に感じたが、注入口から温水が少量ながら出ていたので、様子を見た。
        • 段階的に適温になってきた。
        • 逆に言えば、この水温調節システムは設定をきちんとすれば、外気が低くても水温31.0℃はキープできるようだ。
        • でも、室温は寒いので、水中歩行は短めにさぼった。
        • 02-01に外気取り込みの改造工事があるらしいので、期待しよう。

    post 2012年1月12日木曜日 22:30

    OCT#521, 2012-01-12 (木)

    今日は一番寒い日だったので、出遅れた;
    • ジャグジー: 20min 
    • プール: 60min 
      • 水温31.0℃、室温29.1℃
        • このくらいの水温は許容できる。
        • 外気の割に、室温はそこそこか。でも32℃くらいは欲しいか。
    ロッカー室 でSさんと「上体引き起こし」について質問;
    • Sさんは出来るとのこと。
    • でも筋トレーニングをガンガンとしている人でも、出来ない場合はある;
      • 上半身が固くて屈曲が出来ない場合だと「上体引き起こし」が不可能らしそうだ。
        • その場合でも、
          • 足首を固定してもらえれば、引き起きる筈だ
    post 2012年1月10日火曜日 23:06

    OCT#520, 2012-01-10 (火)

    泳ぎ始め;
    • ジャグジー: 8min 
    • プール: 60min 
      • 水温31.4℃、室温29℃
        • このくらいの水温は許容できる。
        • 室温はもう少しあっても。
    • ロッカー室
      • 血圧計の椅子が高くなり、「足乗せ」が付いたのはいいが、
      • 椅子の位置が動かないので、使い難い。
    フロントで;
    • カードの表面が剥がれだしたが、新品になった。12
    • 田井さんのピラティスは6~7人位。一度出て、上半身の引き上げを見てもらうかな。
    • あきりさんのレッスンは10〜12人ほどらしい。微妙だな。
      • 綱島では十分に空きがあるようだから、向こうにいってみるか。
      • いく前に絵にしておくか。
    post 2012年1月5日木曜日 23:37

    内科 a#07, 2012-01-05 (木)

    正月直後の為か、待合室は一杯だったが、それでも予定のようにいった。とても患者捌きがクールだ。

    採血時の即時データ;
    • HbA1c 11.1%, 11:27
      • 次回は少し改善すると思いますが...。
    • BGC 239mg/dL
    腎臓の指標もフラットか、幾分改善気味なので、 Byetta 10ug*2/dayは続行する。

    SU剤のAmaryl3mg*2/dayはこれ以上増やせない。ただ念願のGB剤として、Nelbis250mg*3/dayを新たに出して頂けた。これと節食と組合わされば、血糖値と体重に改善が出来る可能性が高そうだ。

    次回、2011-02-09 (木) 11:15。

    内科の後、天気がよいので八重洲ブックセンターまで裏通りを散歩。小さな食事処がいっぱいあるようです。仕事始めの人々が列をなしているところは美味そうでした。