post 2012年8月9日木曜日 18:39

図書紹介:「からだの働きからみる代謝の栄養学」

この本を購入したのは2008年の2月と古い。丁度、前年の12月に左膝蓋骨を骨折・手術して退院した直後である。自分の場合、外科手術の前に、血糖値を下げる為に2週間内科で、インスリン注射を始めたのである。

が、ここで、自分の血糖値は早朝の空腹時に高くなるのである。入院中にインターネットで調べると、その理由は;
  • 糖新生というう反応経路があり、血糖値が下がってくると、
  • グルカゴンというインスリンの逆のホルモンにより起動されて、
  • 結果として、何も食べていないのに、血糖値があがるらしい、と判った。
  • でも、それを若い担当医に聞くと「そんな話は知らない」と...。
今では、笑い話ですが、「糖尿病専門医」という一団の人々の恐ろしい程の無知故の事とは、当時、思いもしませんでした。

そこで退院後に、通常の糖尿病の解説書を無視して、生化学系統の栄養学の本を探したところ;
  •   「からだの働きからみる代謝の栄養学」
    • 田川 邦夫・著
    • タカラバイオ、滋賀県大津市、
    • 第1版2刷、2007-01
    • ISBN: 978-4-9244862-17-3
を手に入れた。この本は、化学式をなるべく使わないで「栄養学」の現象を解釈するという感じです。とても面白い解説であります。でも、いくらなんでも化学式がなさ過ぎなのも、素人には安心して読めません。結局、「糖質の生理機能」、「糖質の消化吸収と代謝」、「脂質の生理機能」までで落ちこぼれました。

そのご、同じ著者の;
  •   「からだの生化学(第2版)」
    • 田川 邦夫・著
    • タカラバイオ、滋賀県大津市、
    • 第2版1刷、2004-02
    • ISBN: 4-924862-18-5
を購入したものの、有機化学/生化学の略語が良くわからなくて、やはり落語しました。

でも、最近、肺炎のリハビリテーション中に「からだの働きからみる代謝の栄養学」をみていると、この本は「糖質」だけを限定して考えても駄目で、「脂質」「タンパク質」を全体的に把握しないといけないのだと気づきました;
 そこで、「からだの働きからみる代謝の栄養学」を読みながら、副読本として;
を本格的に勉強している。また、もう一度「糖尿病の患者にして医師のバーンスタインさんの資料」;
を見返しながら、 自分の場合でのパラメータを整理しようとしています。


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  1. 開始 2012-08-09  (木) 18:39

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