ラベル Byetta の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル Byetta の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
post 2012年10月7日日曜日 13:33

HbA1cの長期挙動

先日、内科に行ったところ、最近の「HbA1c」だけでなく「腎臓:アルブミン/Cre補正」も善い変化を示していると、お褒めのお言葉を頂戴した。

そこで、私がインシュリンを自己注射はじめてからの長期(5年弱)の「HbA1c」の経時変化と、投薬の変遷、患者の視点を纏めたグラフを作成したので図1に示します;

図1 HbA1cの経時変化


 色々と投薬とか食事意識などが変遷して来たが、「Byetta」は自分にとって
 相性の良い製剤であると実感する。また「バーンスタインの式」を用いた食事前の「糖質による血糖値の変動予測」をする事により、安心して食事を出来たのが凄いと思う。

これに加えて、食欲の抑制がもう少し出来るようになれば、経口薬(Amaryl, Nelbis)を止める可能性がでてくる。其の場合、「Victoza」の復帰により注射回数が低減できる可能性があるかもしれない。

今更ながら、こうして見ると、「Victoza」をほぼ6ヶ月、だまって使用を見守っていただけた牧田医師の胆力に感謝します。普通の内科医の方だったら、このような展開は絶対に許可してくれなかったとおもいます。さすがの私も、HbA1cが11%を超えた所で、「Victoza」中止を願い出て、インスリンに戻るしかないかと思いました。でも、即座に「Byetta」の手案を戴けました。結局、現在の体調が善いのは;
  •  Byetta
  •  Dr. Bernstein's Diabetes Solition
  • 牧田 善三 医師
の連携プレイの結果なのでしょうね。あと、牧田医師からご指摘を受けたのですが、この数ヶ月の間の著しい改善には、家族が「砂糖フリー:ラカンカ等」を全面的に導入してくれていることも大きい。家族への感謝を忘れずにと仰られたのが印象的でした。


話が変わって、牧田医師がHbA1cと並行して重用しする指標に「尿中アルブミン/クレアチニン比」があります。これについてはご著書「肉もお酒も楽しんで糖尿病が良くなる」でしったのですが、実際に計測を頻繁にしていただいて、その意味が判るようになりました。下記のサイトに判りやすい説明が在ったので引用します。;
  • 尿中アルブミン 
    • 尿中アルブミン/クレアチニン比 = [尿中アルブミン濃度] /  [尿中クレアチニン濃度]
なお、「尿中アルブミン/クレアチニン比」の表記は色々在って;
  1.  アルブミン指数
  2.  アルブミン/クレアチニン比
  3.  UACR : "urinary albumin-to-creatinine ratio"


この「尿中アルブミン/クレアチニン比」の経時変化を、「 HbA1c 」と同時にプロットしたのが図2です。

図2 『「尿中アルブミン/クレアチニン比: UACR」の対数』と「HbA1c」の時変化の同時プロット


少なくとも「2008-12-22」の段階ではUACR=111.2mg/g・creatinineだったものが、「2011-02-25」には3519.5mg/g・creatinineと、2年2ヶ月で3400mg/g・creatinineも急増した訳だ。ひょっとして、高インスリン血症の結果の一つとして、足のむくみ、炎症が起こったり、血糖値が良いのに健康感覚が無いといった状態になったのだろうと思う。でも、当時は血糖コントロールと腎臓パラメータの関係を理解できてなかった。

ところが、こうしてHbA1cとアルブミンを同時にプロットして見ると、素人目にも幾つかの推測が出来るようになってくるから不思議だ;
  1. インスリンをVictozaに替えただけで、 「UACR」は「約1000mg/g・creatinine」低下している。これは自己分泌のインスリン(効果低)とインスリン注射(効果高)との合計により、高インスリン血症が解除された為ではなかろうか。
    • 正確には腎臓の経口薬も数種類出ていたのだが、体感的には変化を感じられなかった。
    •  経口薬で効果を実感したのは、後で述べるAldactoneだけであった。
  2. ただ、 Victoza単独では、血糖値の制御が出来ずに、血糖の上昇による影響で「アルブミン/Cre補正」は徐々に悪化した。4ヶ月で「854 → 1290」、すなわち「約400mg/g・creatinine」も上昇した。
    • もし、経口薬(Amaryl, Nelbis)の併用が許されれば、状況は変わっただろうに。
  3. ところが、Byetta(10μg, 朝夕)に切り替え、経口薬(Amaryl 3mg 朝夕1tab, 。Nelbis 250mg 朝1tab, 昼2tab, 夕3tab)を併用すると、70日で「1290 → 673」、すなわち「約600mg/g・creatinine」も減少した。
    • 当時はHbA1cの減少率に気が取られ、
    • 「アルブミン/Cre補正」の減少率にあまり感激しなかった。
  4. さらに、2012-03-15より、降圧利尿剤である「Aldactone-A 50mg 朝夕1tab」を処方された。図にあるように面白いように低下して最新値、196mg/g・creatinineとなった。
    • この処方が出て1ヶ月目に、322mg/g・creatinineとなった時に、いつも沈着冷静な牧田医師が;
      • これでステージ4の段階からステージ3への復帰が可能になりそうだ。
      • 逆にいえば、『あなたの腎臓は「糖尿病性腎症」が原因でなく、他の要因、たとえば、造影剤などが原因だったのかも知れない』と興奮して仰って戴けました。
    • 最新の値、196mg/g・creatinineというのは、糖尿病性腎症のステージは余裕をもってステージ3( 19mg/g・creatinine以上、301mg/g・creatinine未満) に復帰したことを意味します。 
こうしてみると、自分の場合、不幸な状況の後に、その解決策に出会えるという幸運があったようだ;
  1. 糖尿病を 2001年に発症。糖尿病は解明済みの病気と思いこみ、近所の薮「糖尿病専門医」で訳の分からん治療を受け続けていた。
  2. 2007年の11月の暮れに、「左膝蓋骨・骨折」をして、内科でインスリン治療を開始し、
  3. 採血が異常に下手な病院から、採血の上手な病院に転院したものの、「薮・糖尿病専門医」に掛かっていて、極度のインスリン療法のために;
    1. 下腿部のむくみ
    2. 不健康感に苛まれて、
    3. 「高インスリン血症」の疑いをもった。
    4. そのころ、Victozaの販売開始の報告があり、その医師は自分の能力では処方できないと断言。
  4. で、インクレチンを処方できる内科を探索を開始し、
    • 「肉もお酒も楽しんで糖尿病が良くなる」の牧田医師を知る事になった。
    • そこで「Byetta」「Aldactone」に出会えた。 
    • 糖尿病だけでなく、糖尿病性腎症にもきめ細かな投薬を工夫いただいた。
      • それまでの「薮・糖尿病専門医」では血清アルブミン計測と一種類の投薬だけで、対策を聴いても「食塩を控えろ」だけでしたから...。
  5. 突如、肺炎になって、
    • Byettaが急激に作用しなくなった為に、
    • インスリン(ラピッド300, ランタス・ソロスター)に戻した。
    • これを10日程行ったので、「200-9-12の頃の血糖値の多点計測手法」 を思い出し、食後2hr, 1hr, 30minなどの計測をするようになった。
      • 食後2hrについては、簡単に血糖値が150mg/dl以下に収まるものの、
      • 食後1hrについては、血糖値が200mg/dlを超える事も多々あった。
      • まして、 食後30minでは悲惨なものであった。
      • あるとき、血糖値が暴発したときに、ふと30minほど自転車を漕いだ。なんと40mg/dLも減少した。条件が複雑だが、ある程度の暴発なら軽い運動でキャンセルできるのは心強い!
    • 以前、酒によって血糖値が低下するのを知って調べた「Dr. Burnstein's Diabets Solution」を見直した。この本はタイプ1の患者がメインと誤解していたが、タイプ2とタイプ1とは程度の差しかないことに気づき、自分の場合も「糖質制限」を定量的にする事の重要性を理解できた。
      • そこで、バーンスタインの式をまとめ、
        • 食事の前に、食材の含有糖質量をだし、バーンスタインの式で血糖値の変動量を予測するようにした。
        • これが思いのほか有効で、言うなれば「血糖値のフォーワード・制御」を手に入れる事ができた。。
        • この影の立役者は「iPhone」である;
          • 「食品標準成分」と言うアプリで主な食材の糖質量をブックマークしておく。もし新たな食材でも、検索してすぐわかる。
          • バーンスタインの式は、このサイトにも乗せてあるし、Numbersにも入れてある。
          • 従って、本やパソコンなしで、食卓上で 「血糖値のフォーワード・制御」ができるのだ。
      • これらの結果、少なくとも自分の場合、インクレチンを投与するようになってから、「c-ペプチドは3~5ng/mL」と出ているので、当然、食後の血糖値急上昇にインスチンの追加分泌が対応しているものと思っていたのが、間違いである事を実験的に理解できた。
      • 私の場合、タイプ2とはいえ、実際の運行上はタイプ1として考える方が良さそうである。すなわち主な糖質源である「めし、パン、ブドウ」などは意識して制限するということだ。当然、武器は 「血糖値のフォーワード・制御」である。
        • その結果、「肺炎」 の後で、HbA1c(JDS)=6.6%と改善した。
        • 「食欲の暴発」が喫緊の課題だ、何時まで経っても成長がないなぁ。
という遠回りをしたものの、「納得できる状態」にあるのは僥倖なのかもしれない。




ーーーー
この記事の履歴
  1. 開始 2012-10-07  (日) 13:32 
  2. 追加 2012-10-07  (日) 20:34  「アルブミン/Cre補正」
  3. 追加 2012-10-08  (月) 13:26  「アルブミン/Cre補正」の解釈
  4. 修正 2012-10-09  (火) 10:11 :
  5. 修正 2012-10-11  (木) 11:36  「アルブミン/Cre補正」→ 「尿中アルブミン/クレアチニン比:UACR」


post 2012年3月21日水曜日 20:08

図書紹介:「21世紀の分子生物学」

大田区の図書館の新刊紹介で予約した。

書誌事項:
  • 「21世紀の分子生物学」
    • 日本分子生物学会・編集
    • 東京化学同人、2011-12
    • ISBN-13: 978-4-8079-0761-8

この本は標準的な分子生物学というよりは、臨床医学からみた教科書の感じがする。コンパクトながら最新の話題をも扱っているようだ。このような観点の図書は少ないので敬意を評したい。

自分の場合、糖尿病関連を拝見した;
  • 第3章 代謝調節と代謝病,  p41..58
    • 3.4 栄養素の代謝とアディポネクチン作用 , p54
      • 3.4.1 アディポネクチン シグナル, p55
      • 3.4.2 糖脂質代謝に及ぼすアディポネクチン, p55..56
 この「アディポネクチン(adiponectin)」は;
脂肪細胞から分泌されるホルモンで、糖取り込みの促進、糖新生の抑制や、脂肪酸燃焼の促進、脂肪酸合成の抑制、といった作用の外、抗炎症作用や抗動脈硬化作用も知られ、抗生活習慣ホルモンとも考えられている。
 とのことです。その効果のうち、「肝臓」の二種類の受容体の図が印象的です;


患者の感では、このホルモンとByettaとに何やら関係があるのではないかと思います。

ーーーー このポストの履歴
  1. 開始 2012-03-21 (水) 20:08

post 2012年3月15日木曜日 20:07

内科 a#09, 2012-03-15 (木)

今日は院長の牧田さんが診てくださいました。開口一番、血糖値のコントロールは巧く行っているようです。今日の測定値で;
  •  HbA1cは9.2%
  • BGC(血糖値)は、185mg/dL
来月には、8%台に成るでしょう。むしろ、問題は高血圧が好転していない事です。高血圧は腎臓のパラメータを悪化させるので、このままでは悪のスパイラルから抜け出せません。ついては;
  • Aldactone-A 50mg錠を、朝食後に1tab服用
と処方します、との事になった。腎臓の薬は判らないので、それに従うことになりました。もう少し早ければ...、との事でした。

これまでのグラフ、
図1
を元に、GA剤である;
  •  Nelbis 250mg*(朝0tab,昼1t,夜2t) →  (朝0t,昼2t,夜2t)
にお願いしたら、この薬は効果があるようだから処方しましょうとのことでした。患者の意見を無下に却下しないという内科医さんには頭がさがります。

 次回、2012-04-19(木)-11:30。

なお、帰りの電車で図1を眺めていると、シンプルにBGC(血糖値)だけを抜き出しして、5週間ごとのプロットと思いました;
図2 血糖値だけのプロット。横軸の大目盛りは5週=35日。
 こうして観ると、Byettaを始めた「2011-11-14」頃からゆっくりと指数関数的に血糖値が減少しているように思う。ある意味;
  • 「Byetta-Amaryl」連合で「自己インスリンの自然の動きを引き出し」、
  • Nelbis で、昼食・夜食後の「糖新生の過剰な反応を抑える」。
という、生態系としては自立的な動きによるホメオスタシスが回復しつつあることを表しているのではないか。すこし、データ解析の目で考えて行こうと感じた。

次回までに、血糖値;
  • 現状:150〜250mg/dLを
  • 目標:100〜150mg/dLに
 したいな。要点は「夜食の減量」だろう。生化学的には難しいかもしれぬが、簡単なモデルとしては、「血糖値 ∝ 摂取量」と思われる。当面、夕食の量を、血糖値の削減目標に合わせてみると;

  •  血糖値の現状平均値200mg/dL →目標平均値150mg/dL;Δ血糖値=50mg/dL
  • 夕食の削減率=150/200 〜 75%
    • 仮・夕食摂取量=500→400g としよう。

長期的には、Nelbis, Byetta, Amarylの順で、投薬量を減少させていきたいものだ。


【血糖値グラフに関連するページ】
    post 2012年2月9日木曜日 20:07

    内科 a#08, 2012-02-09 (木)

    今日から若い医師の方が担当になった。これまでの経緯を確認して頂いた。当方も、血糖などの経時変化のグラフを提出し論議した;

    • 上の図は、以前の投稿「GLP-1アナログ製剤の導入前後の血糖値の挙動」につながる。
    • 今回、表計算ソフトウェア(LobreOffice, Calc)が不調の為に、画像コピーで出したものなので、一部変になっているが、プロットは正しい。

    その結果、現状の投薬を維持するが、Rasilez150mgをCoversyl4mgに変えるとの事。Rasilezは脳卒中を起こし易い危険性があるとのこと。投薬は下記のごとし;
    1. Byetta 10μg*(朝1shot,夜1s)
    2. Nelbis 250mg*(朝1tab,昼1t,夜1t) →  (朝0t,昼1t,夜2t)
      •  朝の血糖値が高めで、昼の血糖値がやや低めなので。
      • 米国では、9tabまでは許されているそうだ。なぜ日本では3tabの制限なのだろうか?
    3. Amaryl 3mg*(朝1t,夜1t)
    4. Rasilez150mg(朝1t) →Coversyl4mg(朝1t)
    5. Calblock 16mg(夜1t)
    なお、11:15の測定では、
    • HbA1cは10.1%, 
    • BGC(血糖値)は、192mg/dL
    ここら辺を安定するには、「夕食の量を半減する」のが効果的と思うが、 当面;
    • 「夕食の量を3/4に落とす」
    のをトライしてみるかな。
    post 2012年1月5日木曜日 23:37

    内科 a#07, 2012-01-05 (木)

    正月直後の為か、待合室は一杯だったが、それでも予定のようにいった。とても患者捌きがクールだ。

    採血時の即時データ;
    • HbA1c 11.1%, 11:27
      • 次回は少し改善すると思いますが...。
    • BGC 239mg/dL
    腎臓の指標もフラットか、幾分改善気味なので、 Byetta 10ug*2/dayは続行する。

    SU剤のAmaryl3mg*2/dayはこれ以上増やせない。ただ念願のGB剤として、Nelbis250mg*3/dayを新たに出して頂けた。これと節食と組合わされば、血糖値と体重に改善が出来る可能性が高そうだ。

    次回、2011-02-09 (木) 11:15。

    内科の後、天気がよいので八重洲ブックセンターまで裏通りを散歩。小さな食事処がいっぱいあるようです。仕事始めの人々が列をなしているところは美味そうでした。
    post 2011年11月26日土曜日 13:47

    バイエッタ投与中の血糖値の日内挙動

    ビクトーザからバイエッタに変更してから2週間強となった。血糖値(BGC)は正常値の2.5〜3.5倍も在るが、ビクトーザのように徐々に上昇する感じではなく、ある一定の日内変化をしているように感じられる。

    バイエッタの添付資料の【臨床成績】→第III相比較試験 に血糖値の日内変動のグラフ;

    • 第III相比較試験における7ポイント自己血糖測定値変化(本剤10μg群)
    がある。

    この7ポイント測定とは、
    1. 朝食前
    2. 朝食後2hr
    3. 昼食前
    4. 昼食後2hr
    5. 夕食前
    6. 夕食後2hr
    7. 睡眠前
    のことらしい。これを一度に測定するのは採血部に負担が掛かるし、センサ代金が馬鹿にならない。そこで、上記の測定に備えた表の準備(LibreOffice Calc)をしてグラフにプロットしてみた;
    図1 バイエッタ5μg*2/日を投与中の血糖値の日内・時間変化

    このグラフから;

    • 朝食前の血糖値は昼食前までに100mg/dLと下降する。
    • けれども、夕食前には50mg/dLほど上昇し、
      • これは単純にバイエッタの半減期が1.3hrほどである、ことを反映していると推定できる。
      • したがって、10μgのバイエッタに変更すると、夕食前の値は改善できるとおもう。
    • さらに夜間を経てさらに50mg/dLして食前に戻る。
      • 私は、3年前に膝の手術の前に、血糖値を下げる為に内科に2週間入院してインスリンを導入したことがある。
      • 当時も夜間・深夜の血糖値が高いので、間食を疑われたほどである。
      • この夜間〜深夜〜早朝での血糖値の上昇は『肝臓での「糖新生」ないしは「肝臓でのグリーコーゲンの過剰分解」』によるのではなかろうか。
        • 1週間持続型のバイエッタがでれば、上記の挙動を抑制できる可能性がたかいのではなかろうか。
    恐らく、次回の内科で、「10μgのバイエッタ」の処方がでると思うので、来月が勝負所とと思われます。これが効かなかったら、...。

    ーーーー このポストの履歴
    1. 開始 2011-11-26 (土) 14:41

    post 2011年11月18日金曜日 12:30

    GLP-1アナログ製剤の導入前後の血糖値の挙動

    前回の記事「内科 a#05, 2011-11-10 (木) 」で報告したように、Victozaから、やはりGLP-1アナログ製剤のByettaに交換して8日目になった。私の場合、この方が血糖値に効果があるようだ。下の時間推移グラフには;
    • 血糖値(食前):BGC
    • HbA1c値
    • 糖尿病の製剤の量
    • プールでの時間
    を同時にプロットしている。当面、「青の四角」が血糖値である。


    この図から判る事は、
    • 「Victoza0.9mg/日」の場合、350〜450mg/dLと暴走している。
    • 「Byetta5μg*2/日」の場合、250〜350mg/dLとやや改善している。
      • Byettaへの変更と同時に、「Amaryl 3mg/日 → 3mg*2/日」も行われている。
      • でも、Amarylの効果はあまりないように感じられる。安定したらAmarylを抜いてみれば、その検証が出来ると思う。
    • この図のその後の経過は、「内科 a#08, 2012-02-09 (木)」を参照ください。
    従って、今後「Byetta10g*2/日」とか、BG剤の併用があれば、150〜200mg/dL程度に抑制できる可能性があるような気がする。ただし、BG剤は腎臓に対して負荷が高そうなので、担当医が許可を出してくれないかもしれない。
    •  ここまで来たのだから、出来る事は「夕食の中止」位しか、出来る事はなくなって来たようだ。

    Byettaの効果が高いのは「肝臓での糖新生の抑制」が正しく作用した結果ではないだろうか。もし「長時間型のByetta」が出てくれば、睡眠中の「過剰な糖新生」が効果的に抑制されて正常な血糖値がキープできという夢が実現できるかも知れない。

    【GLP-1アナログ製剤】の作用と名称について;
    • バイエッタの添付資料(2010-10作成 第1版)の「薬効薬理」の項
      • GLP-1受容体アゴニスト作用
        • 本剤は、in vitro試験において内因性GLP-1と同様にGLP-1受容体に結合し、細胞内cAMPを増加させるGLP-アゴニスト活性を示した。
          • 「in vitro」=「試験管内の」
          • 「cAMP」=環状アデノシン1リン酸(Cyclic adenosine monophosphate)
          • 「アゴニスト(agonist)」=生体内の受容体分子に働いて神経伝達物質やホルモンなどと同様の機能を示す作動薬のこと。← Wikipedia
    • 他の表現:GLP-1:ウィキペディア
      • GLP-1アナログ製剤
      • GLP-1受容体作動薬
        • このbloggerでは簡単の為に「GLP-1アナログ」で統一する事にします。 


    ーーーー このポストの履歴
    1. 開始 2011-11-18 (金) 14:02
    2. 追加 2011-11-18  (金) 20:22  イーライリリー 開発中の新薬、トラゼンタ
    3. 追加 2011-11-19  (土) 11:40  【GLP-1アナログ製剤】の作用と名称

    post 2011年11月14日月曜日 11:52

    バイエッタとビクトーザとの比較資料

    私は、「ビクトーザ→バイエッタ」に替えて4日ほどですが、どうやらバイエッタの方が安定しそうです。でも、夜間に血糖値が上昇するのは変わりません。少なくとも肝臓における「糖新生」が人一倍強いと思われます。その意味では「SU剤」よりは肝臓での糖新生抑制効果の高い「ビグアナイド系、いわゆるBG剤」の経口薬の併用が望まれます。

    ところが、ビクトーザではBG剤の併用が禁止されているようである。で調べていたら;
    というサイトがあった。これを拝見していると、バイエッタでは

    バイエッタ ・Ⅰ型糖尿病、重度感染症、腎機能障害者 ・チアゾリジン薬、ビグアナイド薬・SU剤

    という記述がある。特に興味深いのは;
    •  腎機能障害者
    •  ビグアナイド薬・SU剤
    という所だ。自分は一年ほど前から腎臓の指標が悪化しつつあるので、上記は大変に心強い指摘だ。じっくり調べてみたい。

    【追伸】「バイエッタ ビクトーザ 比較」で検索していたら、興味深いサイト
    を拝見した。説明はあまり素人向きではないが、多角的な視点での解説である。自分で検索補強をすると面白そうである。

     「BG剤とバイエッタの同時投与」を調べていたら;
    というpdf資料を拝見した。やはり、患者の視点から、薬剤の機能・欠陥を理解せねばならないようだ。


    【関連のページ】
    • 「HbA1cの長期挙動」← 「インスリン、Victoza、Byetta」の実測のまとめ & 「尿中アルブミン/クレアチニン比」と合わせた解釈


    ーーーー このポストの履歴
    1. 開始 2011-11-14 (月) 12:09
    2. 追加 2011-11-15  (火) 11:40  「バイエッタ ビクトーザ 比較」
    3. 追加 2011-11-15  (火) 13:02  「BG剤とバイエッタの同時投与」
    4. 追加 2012-10-08  (月) 13:47 「HbA1cの長期挙動」

    post 2011年11月12日土曜日 12:01

    バイエッタ注射のノウハウ


    私は3年ほどまえから、インスリン製剤の自己注入(皮下注射)をしてきている。ラピッド、ランタス、ビクトーザなどは、すべて同じ感じで注入できた。

    ところが、バイエッタは使用勝手が違う。内科で一度練習させてもらったが、今ひとつ注入プロセスがよくわからなかった。紙の資料も添付されていたが、よく判りませんでした。

    で、看護師さんが;
    • 「バイエッタ スターター パック」の「バイエッタ・ペンの使い方解説DVD」
    を観ると善いですよと仰っていたのを思い出したので拝見した。正しい動作は下記の様です。なお表示窓を「→」などと表します;

    1. 「→」表示を確認してから、ノブを引き出して「↑」が出たら止める。ノブを「↑」の方に回転し、クリックが4回ほどで「5」が出て、動かなくなる。
      • このクリックはもう少し軽快な感触に出来ないか?
      • ビクトーザのクリック感に慣れているので...。
    2. ペンを注入部位に注射し、
    3. ノブを押し込んで、「▲」が出るのを確認。このときに実際の注入が起る。注入後、ゆっくり8カウントまつ。ペンを抜く。
    4.  「▲」の方向にノブを回して、「→」を出して止める。針を取り出す。
        • どうしても、従来の「ラピッド、ランタス、ビクトーザ」のユーザは、「↓」(この表示はバイエッタには無いが)の戻り回転で注入量を確定して、実際の注入は「↑」の押し込みの回転で行われるので、戸惑うのである。
        • バイエッタでは、3)のノブの押し込みで注入が起るのである。
      • 操作が面倒だが、
        • 「3)の注入プロセス」の時に、「指の動作範囲が短い」
      • というのは大変に評価できる。
    インスリン製剤のような血糖値が正常でも、「高インスリン血症」となるのを避ける様な「患者に優しい」製剤の開発を進めてほしい。保険制度も「一部の医師、製薬メーカ」のいいなりではなく、ユーザの意見も取り入れてもらいたいものだ。

    【ユーザの感触と意見】

    利用して1週間ほどである。注入時に「指の動作範囲が短い」のは善いと感じる。

    でも注入後に「▲」が出ると、注射針をとるのに注意が集中して4)のプロセスを忘れる事が多い。むしろ3)のプロセスで終了できないのか?

    【追加情報】

    昨日、新しいバイエッタ10μgが出た。開けてみると「→」の状態であった。やはり針を抜く前に(4)の処置をして「→」にするのが良さそうだ。



    ーーーー このポストの履歴
    1. 開始 2011-11-12 (土) 12:29
    2. 修正 2011-11-13 (日) 11:24 
    3. 修正 2011-11-14  (月) 10:53
    4. 修正 2011-11-14  (月) 15:41
    5. 追加 2011-11-17  (木) 10:21  【ユーザの感触と意見】
    6. 追加 2011-12-02  (金) 14:02  【追加情報】