前回の採尿・採血に対する測定値がでました。要点は;
これを元に今後の処方を説明;
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- C-ペプチド(CPR:C-peptide immunoreactivity)が1.1ng/mLと十分にでているので,ビクトーザの投与は開始出来る。
- 血色色素,ヘマトクリット,MCRの値がいずれも基準値の下限を切っている。これは腎臓の機能低下を反映している。
- 血中クレアチニン濃度も1.30mg/dLと悪い。
- アルブミン定量値は2152μg/mLと正常値上限の18μg/mLの100倍以上と悪いので,即時に腎臓への対策を始める。
- 中性脂肪は148mg/dLと上限ギリギリ,HDL-choは66mg・dLと正常だが,LDL-choは228mg/dLと顕著に高いが,そういう体質なのかも知れない。ビクトーザによる食欲抑制効果が現れて,落ちる可能性がある。
これを元に今後の処方を説明;
- GLP1製剤のビクトーザを朝食30min前に自己注射する。持続型インスリン製剤のランタスは中止する。
- 一週間ごとに段階的に注入量を上げて行く;
- 第1週:0.3mg
- 第2週:0.6mg
- 第3週:0.9mg
- 当面,超速攻型のインスリン製剤のラピッドは減量して様子をみる;
- ビクトーザに対応して,(朝, 昼, 夕)
- 第1週:(0, 4, 6)u
- 第2週:(0, 2, 3)u
- 第3週:(0, 1, 2)u
- 自己血糖値計測により,ラピッドの量は適宜調節する。
- 「不快感」「血糖値の乱点」などが起これば,まずは電話をして相談をうけること。
- 腎臓に対しては;
- ミコンビ配合錠BP(MBP: Micombi BP)を,朝食後1錠
- カルブロック錠16mg(Calblock 16mg)を,夕食後に1錠。
- なお,08-15の週は夏休み。
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- 開始 2011-08-04 (木) 15:03
- 修正 2011-08-04 (木) 20:15
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